2023年5月1日〜7日

4日『漫才トリビュート~金属バット編~』(大宮)を配信で観る。

ダイタク、トット、シシガシラが金属のネタをそれぞれカバーするライブ。世にも珍しい、手カンペを持つ友保を見た。

先日のニッ社の卒業ライブしかり、カバーされることによって元ネタが持つ強さが浮かび上がったり、漫才だとほかの芸人がどこをもって「彼ららしさ」と捉えているかが見えてきたたりするからこういうライブは面白い。友保いわく「前にハインリッヒさん編で完コピしたら『そういうことやない』『魂が入っとらん』と幸さんに言われた」。

ダイタクはいつもより立ち姿の体幹が弱く見えるようにブラブラしていたし(なんなら二人の身体の開き方すらいつもと違ったように思う)、脇田さんはネタ終わりの「もうええわ」が友保だった。ロン毛のヅラをかぶって出てくるというベタなこともしていたが、それよりも脇田さんにとっての金属バットの”本質”は「もうええわ」なのだろう。トット多田はネタ終わりのトークで「難しい言葉が多い。『出兵』なんて俺言ったことない」と言っていた。たしかに、同じ日本語の関西弁を使っていても持ってくる語彙の範囲がトットと金属では全然違うとあらためて。