2023年2月20日〜26日

22日『赤い椅子に座りたい~椅子取り王対策ライブ~』(森ノ宮漫才劇場)を配信で観る。


 某「赤い椅子」獲り合い番組で結果を残したい若手たちが、同番組常連の4人と勝負してトレーニングを積むライブ。常連側の席に座るR藤本、ロングコートダディ堂前、武将様、フルポン村上という、およそほかのライブでは見ることがないであろう並びに興奮する。

 勝敗ジャッジも常連組が相談して下す中で村上が「俺だけ意見聞かれない……」としおしおしており、唯一の東京組だからなのか村上だからなのか微妙に馴染めていない様子も味わいがあった。ライブの冒頭でもいじられていた通り、村上はほかの3人に比べたら勝率が低いというか、負けが込んでいる。

・R藤本:130勝47敗

・堂前:125勝64敗

・武将様:82勝70敗

・村上:26勝37敗

 得意とするのはかなりしょうもないといえばしょうもない人名ダジャレで、それが封じられる大喜利系や歌ネタになると途端に勝てなくなる。ただ、笑い飯西田や堂前やサーヤなど強者たちが村上と対決するとき、人名ダジャレの土俵に上がってくることが増えてきた。そしてだいたいそういうときは村上が勝つ(ような気がする。少なくとも一度はそれで”鬼狩り”を果たした)。圧勝ではないので”実は強キャラ”的な雰囲気は微塵も漂わないが、そういう場面でヌルっと勝っていくところはなんだかんだいって芸歴の長さ由来のこなれを感じざるを得ない。それと村上は顔が相手の”舐め”を誘発するのでズルい。この日もたしか結局若手相手に負けはなかったように記憶している。

 ライブ終盤、ツートライブ周平魂VS祇園木崎のギャグ対決が泥仕合化していったとき、武将様が「実際の番組だと、多分ここまでの戦いはカットされるから『3回目の対決』みたいな顔はせんほうがいいよ」とガチアドバイスを送っていた。敵に塩を送る武将様。

 

※データは「千原ジュニアの座王データベース(非公式)」より


◯ほかに観たもの
ヒューマン中村×ツートライブ周平魂presents『想像サークル』」(森ノ宮/配信)